「
エンジニアリング業務でミスをなくす」からの続きです。
これまで、「ミスをなくす」ためにはエンジニアリング支援システムを活用しするのがいいですよ、といったことを中心に話を進めてきました。
では、そのエンジニアリング支援システム、ミスをなくす以外にいいことはあるのかどうか?を紹介していこうと思います。
エンジニアリング支援システムというのは、設計から運転に関わるドキュメントを管理するシステムです。CADデータなどもインポートしたり、PFD、P&ID、結線図、シーケンス図などを作図する機能があります。
MESCADAでは、エンジニアリング支援システムとしてシーメンス社の「COMOS」を扱っているので、エンジニアリング支援システムを「COMOS」として記述していきます。
ちなみに、エンジニアリング支援システムとしてPFDのフェーズから取り扱えるのは、調査した結果、おそらくCOMOSだけではないか、と思います。
話を戻しまして・・・「ドキュメント管理だったら、普通にエクスプローラーでフォルダで管理するのと同じでは?」
と思う方も多いと思います。
エクスプローラーでの管理とCOMOSでの管理で大きく異なるのは、エクスプローラーは汎用型のファイル管理ソフトであるのに対して、COMOSは「エンジニアリングに特化、最適化」されたシステムであること、でしょう。
日常で使うものでも、プロが使うものは特化したものだったりします。「プロだったらなんでも使いこなせる」というわけではないということですね。プロだからこそ、最大限に力を発揮するために特化したものを使っている、ということなのでしょう。
(松井)